凛とした気品と、やわらかな愛らしさをあわせ持つ人形作品「正藍染 市松人形」。
本作は、女の子ならではの可憐な表情と端正な佇まいを、日本の伝統技法を生かした美しい衣裳によって格調高く表現した一作です。
衣裳には、徳島県の無形文化財に指定されている正藍染が用いられ、豊後のしぼりによる豊かな風合いが作品全体に深い趣をもたらしています。
藍の落ち着いた美しさと、胸元や帯まわりの鮮やかな赤や橙の彩りが美しく調和し、上品で華やかな存在感を生み出しています。
正面からは愛らしく気品ある表情を、斜めからは立ち姿の美しさと衣裳の奥行きを、背面からは華やかな帯結びと後ろ姿の見事な仕立てをご鑑賞いただけます。
細部まで丁寧に仕上げられた姿には、伝統的な市松人形ならではの格調と、作者の繊細な感性が息づいています。
人形本体、着物、小物の仕立てに至るまで、すべて作者本人の手によって制作されています。
本作は2007年に制作された作品であり、伝統美と手仕事の魅力をあわせ持つ、存在感あふれる一点です。
コレクションとしてはもちろん、和の趣を大切にした空間演出や、応接空間・ギャラリー空間を上品に彩る作品としてもおすすめです。
正藍染ならではの深みと、市松人形の可憐な美しさを、ぜひお手元でご堪能ください。
【作品詳細】
作品名:正藍染 市松人形
作者:阿部肥(あべ ふとし)
制作年:2007年
仕様:徳島県の無形文化財指定の正藍染を使用
衣裳は豊後のしぼり
人形本体、着物、小物の仕立てすべて作者本人による制作
サイズ:高さ85cm × 幅46cm × 奥行30cm
【作者略歴】
阿部肥(あべ ふとし)は1938年、名古屋市生まれ。1982年に名古屋市で第一回作品展を開催。徳川美術館所蔵作品の再現・復元で注目を集め、銀座和光などでも個展を開催しました。中部通産局長賞、伝統文化賞、名古屋市優秀技能功労賞などの受賞歴を持つ人形作家です。










